C78でMLKWY industryさんにて頒布されたHA10 miniを組み立てました。

ディスクリート構成のアンプですが、小型に設計されている為、
米粒大のトランジスタをかなりの数半田付けしなければなりません。
休憩しながらなんとか半田付けしました…



パーツはほぼ取説通りの部品で組み上げ。スイッチだけアレンジしてみました。



完成して聴いてみて、まずびっくりしたことはパワーがあることです。
とても単3電池2本とは思えません。低能率のヘッドホンでも余裕で鳴らせそうです。
ケースにピッタリの基板サイズですので、ガタつきはなくしっかりと収まります。
テイシンのTC-1は初めて使ってみたのですが、質感など抜群で使いやすいですね。



この電解コンデンサは若干こもるような音になるようですが、
エージングで少し良くなることを期待しています。
また、DCオフセットが40mVほど出てしまっているので補正が必要です。
その前にもう一度半田付け不良などを確認してみたいと思っています。

調整ですが、バイアス電流の調整が必要で、これが大分手間取ります。
半固定抵抗の少しの回転で電流が変化してきますので、
気長に調整することをオススメします。
勘違いして電流過多にしてしまい発熱してしまっていましたが、
アドバイスを頂いて解決しました、ありがとうございます。…初歩的なミスでした。

小型なため、スペースを活用するためか電池端子を銅板で作るというのは
良いアイディアだと思いました。つい電池ボックスとか使いたくなってしまうので
自分も見習いたいと思います。

全体として程良い重さと小型さで持ち歩きに便利な仕上がりだと思います。
またこのサイズでディスクリートというのも嬉しいですね。
ER-4sなどで一度聴いてみたいなぁ…